お客様のご希望
ご自宅でライターの仕事をしながら、合間に家事をされている奥様はお料理が大好き。
LDKに隣接した和室押入れを、ご主人様が奥様のためにDIYされましたが、仕上げをするタイミングがないまま数年間使用されていました。
「いつも仕事しながら家事をしているので、仕事を広げたままでも気にならないようにしたい」
「すっきりと使いやすく、資料を広げるスペースが欲しい」「LDKからの見た目も良くしたい」とご依頼をいただきました。
製作担当の工房彩家さんと共同で提案させていただきました。主宰の古田光さんは「どうすれば出来るか」を一緒に考えてくださる頼もしい存在です。
畳1枚分というコンパクトなスペースでしたので、施主様の「書類を広げられるスペースがほしい、収納などの使い勝手も良くしたい」というご要望を一番に、どうすれば実現できるか考えました。
古田さんとアイデアを出し合い、資料を広げられるカウンターと、必要な小物や書類、文庫本、趣味の編み物セットの大きさに合わせた棚を造作し、工房に保管されていた古いすりガラスを使用した飾り窓を作ることになりました。
また、リビングよりも押入れの床が4cm上がっており、度々椅子ごと落ちるというお話も伺っていましたので、カウンターの奥行きを必要最小限の奥行き38cmにすることで、落ちる心配のない作業スペースを確保しました。
経過
ビフォー 壁に穴が開けられたままの状態で、押入れの襖も見えています。
奥様の理想のイメージは、テレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の大豆田さん、「僕と彼女と彼女の生きる道」の小雪さんの部屋。
レトロさを感じるお部屋に、登場人物が集うシーンが温かく描かれたドラマです。
色やライトは、施主様お好みのイメージをもとに数点ピックアップし、相談しながら決めていただきました。結果、シンプルだけど温もりを感じる、施主様らしいスペースに仕上がりました。
強度を保つために残した筋交いが、ほど良い間仕切りになりました。
ご感想
「リビングからの見た目はもちろん、収納力もアップし、大満足です。壁の色やカウンター、棚の色、パンチングボードやライトなど、とても気に入っています。
仕事もはかどるようになり、家の中でもお気に入りの場所になりました。本当にありがとうございました。」と嬉しいご感想をいただきました。
またお子さん達にとっても、籠って本を読むお気に入りスペースになっているそうです。
ご依頼ありがとうございました!
ご協力:株式会社喜創様