お一人目は4年前にリフォームとコーディネートをさせていただいたお施主様のご結婚🎊
一緒に暮らし始めたパートナー様のために
「食洗器と食器棚を購入したい」と連絡をいただいたのが今年の2月。
少し生真面目なお施主様とおおらかなパートナー様の様子が微笑ましく、とてもお似合いのお二人でした。
お二人目は3年前に一人暮らしをきっかけにご依頼いただいたお客様。
いつも温かく見守られているご家族から、婚約されたとのお知らせをいただきました。
個人のお客様からご依頼をいただくようになって5年。
お客様がより良い日常を送られることが私の願いの一つなので、
数年を経てもこうして連絡をいただくことができてとても感慨深いです。
ご連絡ありがとうございました。
末永くお幸せに!
お客様のご希望
広々した玄関ホールとたくさんある収納を気に入られて築32年の中古マンション購入を決められた施主様。
ドア枠などの木の造作部分がクラシカルで美しく、キッチンや洗面などの水周りも傷みが少なくきれいな状態です。
工務店はお決まりでしたがインテリアコーディネーターがおられなかったため、
「できるだけ既存のものを残しながらおしゃれにしてほしい」「全体的に暗い印象なので、明るい雰囲気にしたい」
と内装と家具のコーディネートをご依頼いただきました。ご主人様はALSという指定難病にり患されています。
筋肉を動かす神経が障害を受け、体を動かすのに必要な筋肉が徐々にやせていき、力が入らなくなっていく病気です。
進行していく病気に向き合いながらも希望を持ち、周囲への思いやりにあふれたご主人と、ご主人を全力で支える奥様。そして快活なお子様たち。
お話していくうちに「タイムレス」という言葉が浮かび、O様のお家づくりのテーマにさせていただきました。
ご提案
ご主人様の日常生活は介助が必要ですが、手に力が入らず手すりを握ることができないため、
一般的なバリアフリー工事ではカバーできない部分がありました。
ご夫妻が同じ病気にり患された方のご自宅を見学された後に再度お話を伺い、
リビング
トイレ
洗面室
キッチン
ご夫妻のキッチンのイメージは「イギリスの田舎の家のようなキッチン」。
床をタイル柄のクッションフロアに張り替え、カウンター下の収納扉をツヤ控えめのオフホワイトに塗装してカントリーテイストに仕上げました。
温かく広がる灯りが印象的なガラスのペンダントライトはひと目で気に入っていただけました。
マットな金属シェードのペンダントライトは明るさを調節できるので、
ダイニングで主に作業をされる奥様に必要な明るさと、くつろいだ夕食時の灯りを切り替えることができます。
キッチン中央にあった食器棚を右側の壁面へ移設。また、吊戸の一部を撤去してオープン棚を取り付けました。
圧迫感と暗さが無くなり、使いやすくなりました。
主寝室
シャンデリアは売主様から譲り受けたもの。上質な木製のドアはタッチアップ塗装のみで現状を維持しました。
子供室
二番目のお子様の部屋は、ご希望の星座が浮かび上がる壁紙を天井に。
事例の掲載にあたりまして快諾くださり、「私の病気のことも書いてくださって構いません」とおっしゃってくださった施主様。
また、打ち合わせの度に「楽しみでなりません」「主人の生きがいになっています」とメッセージをくださり、私自身大いに励まされました。
O様のお心遣いに心より感謝申し上げます。 ありがとうございました。
O様邸の画像は事例からもご覧いただけます
これまでにも複数のサロンを自身で手掛けてこられたキャリアのあるオーナー様。
物件を気に入り契約しましたが「作りが少し変わっているので空間作りやインテリアのイメージがつきません」
とお困りになり、検索してCocokura Works を見つけてくださいました。
最上階のワンルームで、開放的な吹き抜けが魅力のお部屋です。
「2組のお客様が重なってもよいように、ロフトと使い分けたい」、
内装
元々の床や建具は、赤味と黄味が強いブラウン色でした。
このブラウンはベージュ系のインテリアには相性が良いのですが、ホワイトや淡いグレーをきれいに見せるのは難しいため、床の色を変えることにしました。
ピタフィーは見切り材も用意されているので、端もきれいにおさまります。
ただし注意点として、床に凹凸があったり、重い家具を引きずったりすると浮き上がりの原因になりますので、ご使用になる際はお気を付けくださいね。
間仕切り
お客様が重なった場合は声もれも気になります。
ロフトにパーテーションを固定することや、壁を作ることも検討しましたが
「初期費用を抑えて、退去時の原状回復も簡単にできるようにしたい」とのご希望もありましたので、カーテンでゆるやかに仕切ることにしました。
布は音を吸収しますので、音や声の響きを和らげる効果もあります。
カーテンレールは、後々ぐらつかないでしっかりと付けるために、木下地が入っている箇所を探します。
幸いに、ロフト手すり上部の天井に下地が入っていましたので、安心して取り付けることができました。
カーテンの裾を手すりの支柱に引っ掛けるというアイデアで、カーテン業者のウィズ苦楽園さんが実現してくださいました。
引っ掛けているだけなので開閉も自在にしていただけます。
キッチンやクローゼットもグレージュのカーテンで目隠しを。
入口からすぐに見えるオープン階段の下側にもカーテンを取り付けました。
鉄骨階段のゴツゴツした印象をやわらげて、上る人の足元が下から見えない効果があります。
家具
家具と照明もイメージに合わせてコーディネートさせていただきました。
ロフト壁沿いのデスクコーナーは、幅が120cmとゆとりがないためぴったり置きたいところですが、床に段差があります。
既製品のデスクの脚をカットする方向で家具業者さんに相談したところ、「倉庫にある材料でよければ、脚作りますよ。」と提案くださいました。
「少し濃くなりましたが」と作ってくださった脚は形もぴったり!こんなに手を掛けてくださるとは予想していませんでした。
元の脚に組み替えると、場所を移動しても使うことができます。お客様のことを思ってくださる気持ちが嬉しいです。
お部屋全体のやさしいグレージュのトーンもオーナー様に喜んでいただけました。
H様の画像は事例からもご覧いただけます
お客様のご希望
ご自宅でライターの仕事をしながら、合間に家事をされている奥様はお料理が大好き。
LDKに隣接した和室押入れを、ご主人様が奥様のためにDIYされましたが、仕上げをするタイミングがないまま数年間使用されていました。
「いつも仕事しながら家事をしているので、仕事を広げたままでも気にならないようにしたい」
「すっきりと使いやすく、資料を広げるスペースが欲しい」「LDKからの見た目も良くしたい」とご依頼をいただきました。
製作担当の工房彩家さんと共同で提案させていただきました。主宰の古田光さんは「どうすれば出来るか」を一緒に考えてくださる頼もしい存在です。
畳1枚分というコンパクトなスペースでしたので、施主様の「書類を広げられるスペースがほしい、収納などの使い勝手も良くしたい」というご要望を一番に、どうすれば実現できるか考えました。
古田さんとアイデアを出し合い、資料を広げられるカウンターと、必要な小物や書類、文庫本、趣味の編み物セットの大きさに合わせた棚を造作し、工房に保管されていた古いすりガラスを使用した飾り窓を作ることになりました。
また、リビングよりも押入れの床が4cm上がっており、度々椅子ごと落ちるというお話も伺っていましたので、カウンターの奥行きを必要最小限の奥行き38cmにすることで、落ちる心配のない作業スペースを確保しました。
経過
ビフォー 壁に穴が開けられたままの状態で、押入れの襖も見えています。
奥様の理想のイメージは、テレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の大豆田さん、「僕と彼女と彼女の生きる道」の小雪さんの部屋。
レトロさを感じるお部屋に、登場人物が集うシーンが温かく描かれたドラマです。
色やライトは、施主様お好みのイメージをもとに数点ピックアップし、相談しながら決めていただきました。結果、シンプルだけど温もりを感じる、施主様らしいスペースに仕上がりました。
強度を保つために残した筋交いが、ほど良い間仕切りになりました。
ご感想
「リビングからの見た目はもちろん、収納力もアップし、大満足です。壁の色やカウンター、棚の色、パンチングボードやライトなど、とても気に入っています。
仕事もはかどるようになり、家の中でもお気に入りの場所になりました。本当にありがとうございました。」と嬉しいご感想をいただきました。
またお子さん達にとっても、籠って本を読むお気に入りスペースになっているそうです。
ご依頼ありがとうございました!
ご協力:株式会社喜創様
コンパクトなお家だと、お気に入りを飾りたくてもスペースに困ってしまいませんか?
私の自宅も約16坪の狭小住宅で、リビングは7.6帖しかありません。
唯一飾れる場所はこの窓カウンターです。
カレンダーを選んだ理由
こちらのカレンダーをディスプレイに選びました。
以前から家族に「カレンダーが必要!」と言われており、飽きがこないものを探していました。
6種類の動物がモチーフのペーパークラフトは、シンプルでいろいろな形のリズムがあるので空間に馴染んで圧迫感がありません。
しっかり厚みがある紙なので、チープに見えないところもポイントです。
見つけて購入したのは、本物と巡り会い、組み合わせる体験を大切にされている LIVING MOTIF さん。
まとめ
Cocokura Worksでは、あなただけの心地良いポイントを引き出して空間をお作りします。是非お気軽にご相談ください。
知人からのアドバイスで、小さくちぎったミカンを枝に刺しました。
また会えますように!
皆さまにとって健やかで良い一年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。景色とともにお家のインテリアも変えてみたいと思いませんか?
でも大掛かりな模様替えをする時間がない、ちょっと大変と思っている方も多いのではないでしょうか。
自然の色を取り入れよう!
秋の色ってどんな色でしょう?くすんだ、深みのある、暖かみのある色、と言われますが、もし迷ったら、「自然の色」を見てみましょう。
秋色は、落ち葉の赤や黄金色、かぼちゃの緑とオレンジ色、木の実の茶色。
冬色は、グレートーンの街並み、針葉樹の少し青味がかった緑色。雪の白や、リンゴやイチゴの赤色など。
ピンク色で例えると、桜の軽やかでうすいピンクは春を、コスモスの鮮やかで深みのあるピンクは、秋を感じますね。
あったか素材を取り入れよう!
秋冬ならではの暖かい素材は、是非インテリアにも取り入れたいものです。
素材としては、肌触りの良い起毛素材のものや、ニット、ウール、フエルトや綿入りのキルトなど。
小さなものでは、コップに敷くコースターや、チェアパッド、スリッパなど。インテリアショップで手軽に購入できますし、手づくりするのも楽しいですね。
キャンドルや暖炉の火を連想する、暖かみのあるオレンジ色の灯り。
太陽光と同じように、日暮れにオレンジ色の光を、昼間は白く明るい光を使用すると、
生体リズムを整える効果があることが、多くの学術機関や照明メーカーから発表されています。
一部屋に複数の灯りがあると、奥行きや広がりをもたらす視覚効果も期待できるので、ぜひ取り入れていただきたいものの一つです。
テーブルランプ以外にも、炎の揺れが再現されたLEDキャンドルや、ランタン型、小さなライトがワイヤーでたくさんつながったガーランドライトも、種類が増えています。
これらは電池式のものが多く、コンセントが近くに無くても、安全に灯りを楽しむことができる点も魅力です。
いかがでしたか?大掛かりな模様替えは大変ですが、色・素材・灯りのうちどれか一つでも大丈夫。
お部屋に取り入れて、変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Cocokura Worksでは、あなただけの心地良いポイントを引き出して空間をお作りします。是非お気軽にご相談ください。
耐候性があるとはいえ、いきなり雨に打たれてしまうのが忍びなくて
窓際に設置したところ、思いがけず、欲しかったコージー(居ごこちのよい)コーナーができました!
カール・ハンセン&サンの新作デッキチェアは、ボーエ・モーエンセンが自宅のためにデザインしたシリーズの復刻版です。
フェルモブの37×57cmのビストロテーブルは、ノートパソコンにもぴったり。
どちらもデザインの良さだけではなく、使用、折りたたみ、持ち運びの際に安定感があり、名品だと実感します。
鏡台は階段前に移動し、カーテンとフロアライトも検討中。
しばらくは、ここが定位置になりそうです。]]>昨年末に、インテリアプロデューサー香取美智子さん主催の「コンセプトインテリアアカデミー」を受講した際、自宅を題材に作成したプランのタイトルです。
自宅は敷地約16坪の狭小3階建て、2Fにある7.6帖のLDが私のデスクワークスペースを兼ねています。
くつろぎ重視で家具や照明器具を買い替えるプランを作成しました。
まずはすぐにできることからと、TVと鏡台の位置を入れ替えました。
これだけで仕事の効率がぐっと良くなり、家族がTVをみていても集中できるように。
夫がPCを持ち帰った日は、私は鏡台に移動。動線が重ならないので、さほどストレスは感じません。
そして最近では、インテリアよりもバルコニーを整えたいと思うようになりました。
注目されているアウトドアリビングの影響もあります。
奥行き70cmの狭いバルコニーだけど、目線の先にグリーンがあって、時々外でくつろげたらどんなに素敵だろう。
折り畳みテーブルとチェアは注文したので、次はグリーンのボリュームや高さに手を加えたい。イメージが膨らみます。
ダイニングセットと鏡台は26年前の結婚当初のもの。
当時はインテリアショップが身近ではなく、家具店の営業さんがどこからか聞きつけてやってくる、というスタイルでした(笑)。
婚礼家具一式に紅白の布をかけたトラックが実家を出発するのです。
阪神淡路大震災で全壊した際も、家族皆で家具や生活品を廃墟から出してくれました。
現在の家に引越すときに母が「今はみんな造りつけなんやろう。タンスとか処分してええよ」と言ってくれたので、婚礼家具を思い切って処分することができました。
まだまだエピソードがありますが、こうして振り返るとインテリアは人生そのもの。
大型マンション内の家具付き物件を、
複数ご覧になり検討されていたエンドユーザー様。
その中で、私がホームステージングさせていただいた物件を契約されました。
担当されている営業の方が決め手をお尋ねになったところ、
奥様が「いちばんお家のことを考えて設置してくれていると感じたから」とお答えになったそうです。
ホームステージングでは、お住まいになる方が心地良く快適に過ごすことをイメージできるように、一軒一軒大切にコーディネートしています。
思いが伝わったことが嬉しく、また励みになりました。
お知らせ下さったクライアント様にも感謝です。
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