お客様のご希望
これまでにも複数のサロンを自身で手掛けてこられたキャリアのあるオーナー様。
物件を気に入り契約しましたが「作りが少し変わっているので空間作りやインテリアのイメージがつきません」
とお困りになり、検索してCocokura Works を見つけてくださいました。
最上階のワンルームで、開放的な吹き抜けが魅力のお部屋です。
「2組のお客様が重なってもよいように、ロフトと使い分けたい」、
内装
元々の床や建具は、赤味と黄味が強いブラウン色でした。
このブラウンはベージュ系のインテリアには相性が良いのですが、ホワイトや淡いグレーをきれいに見せるのは難しいため、床の色を変えることにしました。
ピタフィーは見切り材も用意されているので、端もきれいにおさまります。
ただし注意点として、床に凹凸があったり、重い家具を引きずったりすると浮き上がりの原因になりますので、ご使用になる際はお気を付けくださいね。
間仕切り
お客様が重なった場合は声もれも気になります。
ロフトにパーテーションを固定することや、壁を作ることも検討しましたが
「初期費用を抑えて、退去時の原状回復も簡単にできるようにしたい」とのご希望もありましたので、カーテンでゆるやかに仕切ることにしました。
布は音を吸収しますので、音や声の響きを和らげる効果もあります。
カーテンレールは、後々ぐらつかないでしっかりと付けるために、木下地が入っている箇所を探します。
幸いに、ロフト手すり上部の天井に下地が入っていましたので、安心して取り付けることができました。
カーテンの裾を手すりの支柱に引っ掛けるというアイデアで、カーテン業者のウィズ苦楽園さんが実現してくださいました。
引っ掛けているだけなので開閉も自在にしていただけます。
キッチンやクローゼットもグレージュのカーテンで目隠しを。
入口からすぐに見えるオープン階段の下側にもカーテンを取り付けました。
鉄骨階段のゴツゴツした印象をやわらげて、上る人の足元が下から見えない効果があります。
家具
家具と照明もイメージに合わせてコーディネートさせていただきました。
ロフト壁沿いのデスクコーナーは、幅が120cmとゆとりがないためぴったり置きたいところですが、床に段差があります。
既製品のデスクの脚をカットする方向で家具業者さんに相談したところ、「倉庫にある材料でよければ、脚作りますよ。」と提案くださいました。
「少し濃くなりましたが」と作ってくださった脚は形もぴったり!こんなに手を掛けてくださるとは予想していませんでした。
元の脚に組み替えると、場所を移動しても使うことができます。お客様のことを思ってくださる気持ちが嬉しいです。
お部屋全体のやさしいグレージュのトーンもオーナー様に喜んでいただけました。
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